肌の刺激センサーTRPV1

TRPV1


肌が刺激を感じるセンサーのひとつに”TRPV1”があります。

42度付近の熱を感知する肌のセンサーでピリピリやヒリヒリした痛みのような感覚を伝えます。唐辛子などに含まれる刺激性物質(カプサイシン)が存在すると低温状態でも活性化して、ピリピリ、ヒリヒリ感を伝えてしまいます。TRPV1は刺激を感じると炎症反応を引き起こす伝達物質を出すことも知られています。化粧品によるピリピリやヒリヒリ感などの不快感はTRPV1が大きく関与しています。TRPV1の活性化を阻害したり、炎症を引き起こしてしまう伝達物質を阻害することで、敏感肌を改善したり、外部の刺激による肌の赤みを軽減することができます。肌のセンサーに着目して心地よく使えるように工夫をした化粧品が開発されています。